指輪をはずさないといけなくなったのにはずれない、指輪についていたダイヤモンドが取れてしまった!などなどお客様が困ってnagiのお店にこられることもあります。
知っていたら焦らず対処できたり、修理に出すことを防げたりすることもあります!
そんなジュエリーの困りごとをお伝えします。
指輪の困りごと
お店で購入してくださった指輪を久しぶりに着けようとしたけど入らないのでサイズ直しをしてほしいとお持ちになる方はたくさんいますが「抜けなくなったのでなんとかしてほしい」と相談にこられたお客様がいました。
今でも忘れられない思い出です。
手術の予定があると指輪をはずさないといけない!
そのお客様は臨月の妊婦さんでした。
逆子がなおらないので3日後に帝王切開で出産する予定だそうで、お医者さんから手術にあたり指輪はとってくださいといわれたそうです。
もともと指輪は抜けづらかったそうですが、妊娠中のむくみで指がパンパンになり何をしてもびくとも動かないと言われていました。
本来そういった場合は最終手段としてジュエリーの素材編でもお伝えしたように、消防署にはリングカッターを置いているところもあり指輪を切断してくれるのです。
そのお客様は大切なマリッジリングを切断したくない、でも3日後に帝王切開が決まったのでとてもお困りの様子でした。
なんとか力になりたい。できるかぎりやってみることをお伝えし、指輪をはずすチャレンジをしてみました。
指輪が抜けないときはハンドソープや石鹸などですべりをよくしてはずす
お店の奥にある椅子に座っていただきハンドソープと水をはったボールを用意して向かい合わせに座りました。
たしかに妊娠のむくみで指輪がまったく動かない状態でした。
糸ではずすという方法もあるのですが、少しコツがいるので慣れていない方はハンドソープなどのほうがはずしやすいかなと思います。
しかし滑りがよくなっても指への食い込みがひどい場合ですと、全く動かない場合があります。
その場合は指輪を抜く方向の指の肉を少しずつ指輪の中に逃がす感覚で進めていきます。
指の関節のところが一番むずかしく痛みが出ないように少しづつ進めていきます。
30分ほどかかってようやくとれました!!
妊婦さんなので体調も気遣いつつ行いましたが長い時間、お客様もがんばってくださったなと思います。
大切な指輪を切断せずにすんだととても喜んで帰られました。
やっぱりお客様の喜ぶ顔が見られるのが一番嬉しいです(*^_^*)
手術の際は装飾品(指輪や時計、ネックレス、ピアスなど)はすべて取り外してくださいと病院で言われます。
金属は手術中、電気メスなどを使う時に通電してやけどの原因になることがあるそうで特に指輪は手術中に指がむくみ、指先の血流が滞ると指を切断しなければならなくなることもあるそうです。
すごく怖いですね…
マリッジリングなどは基本的につけっぱなしの方が多いと思います。
普段はずすこともないので、ある日突然はずそうと思ってもなかなかはずれない!と焦ることがないように時々はずれるかチェックをしたほうがいいですね。
ハンドソープや石鹸を使ってやってみてください!
指輪の石取れの相談 石が取れないように気をつけること
ふと指輪をみると石がとれている!
nagiも経験したことがある大ショックな出来事です。
ダイヤモンドや天然石は金属のツメで石留めをしています。
石留めは簡単に取れてしまうものではないのですが、なんらかで洋服の繊維にひっかかったり、ぶつけたりしてツメの1点が緩んでしまうと石がはずれてしまうことがあります。
繊細なデザイン、石がツメで留められているリングをしているときは日常生活の動作に少し気をつけたほうがいいかもしれません。
つけたまま水仕事をしない、お風呂に入るときや力仕事や運動のときははずす。
少し気を付けるだけで変わると思います!
nagiもたまに自分の爪先でダイヤをさわってぐらつきがないかチェックしたりします。
購入したお店に持って行ってクリーニングのついでに石留めがゆるんでないかスタッフにみてもらうのも安心です。
指輪のツメのひっかかりが気になる方は石を埋め込んだ「ふせこみ」とよばれる石留め方法のデザインならツメがないので洋服の繊維などへのひっかかりが少ないです。
ツメ留めよりは石取れのリスクが低いので毎日つけたい方にはこちらがおすすめかもしれません。
まとめ
今回は指輪のあるあるな困りごとをお伝えしました!
困ったことがあったら購入したお店に相談しにいくのもひとつだと思います^_^
大切な思い出の指輪、長く愛用したいですね。
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